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Eimat & Edy UEDEN New Standard IC Card - WEica 「ウィーカ」について

2007年11月 3日

 UEDENは、現在供用されている EE Card の後継カード「WEica(ウィーカ)」を発表した。

概要

 ストアードフェアシステムのICカード版で、定期券の機能と電子マネー機能を併せ持つカードである。現行ICカード「EE Card」の後継カードであり、2つ(W)のE(EimatとEdy)を併せ持つIC Cardという意味を持つ。

 2008年3月までに植木電鉄の全線で使用が開始される予定である。他社線との連絡定期券は発行されない。

 

構造

 ソニーが開発した非接触方式ICカードFeliCaを採用している。

 

購入・チャージ(入金)方法

 EE Card・WEicaを購入・チャージするにはいくつかの方法がある。また、いずれの方法においてもWEicaにチャージ(入金)できる金額は上限額20,000円までで、1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円(5種類)の単位で何度でもチャージ(入金)が可能である。

自動券売機

  新規購入
WEicaマークのある自動券売機で購入できる。デポジット500円+チャージ1,500円の2,000円での発行となる。感熱紙による領収書も発行できる。
なお、一部のWEica定期券は定期券販売機能付自動券売機でも購入できる。
  チャージ(入金)
あらかじめ指定された金額(1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円)でのチャージが可能。これ以外の金額をチャージしたい時は複数回操作する。感熱紙による領収書も発行できる。

 駅窓口・チケットセンター

  新規発売・チャージ(入金)ともに可能。支払い手段は現金の他にクレジットカードも使用できる。

 入金機

  簡易型で、WEicaクレカ専用のものとそうでないものがある。

 WEicaをホルダーに差し込み、チャージ金額(1,000円・2,000円・3,000円・5,000円・10,000円)をボタンによって選択し、現金を入れるとチャージが完了する。WEicaクレカの場合は金額ボタンを押した段階でチャージされる。感熱紙による領収書も発行できるが、入金前に領収書ボタンを押さなければならないので注意が必要である。

 のりこし精算機

   現金(旧型機では硬貨および千円札に限る)でのチャージが可能。感熱紙による領収書も発行できる。

利用方法

 非接触型のICカードで、パスケースに入れたまま改札機に軽くタッチするだけで改札を入・出場することができ、通る度にその都度パスケースから取り出す必要がない。もちろん、かざしての利用も可能である。改札を通る際に状況(定期券の有効期限・残額)によって案内音が変化する。WEicaが正確に認証した場合は電子音とともにゲートが開き、正確に認証されない場合または使用できない場合は電子音が鳴って即座にゲートが閉まるようになっている。また、WEicaの残額が不足した場合は電子音が変わり、知らせてくれる。ICカードを2枚重ねてかざすとエラー音が鳴って改札を通れなくなる。稀にICカードを重ねても問題なく利用できるカードもある(IC運転免許証など)。

 入場券としては使えず、乗車してエリア内の別の駅で下車する必要がある。また、残高が0円の場合は入場できない。

利用可能エリア

 WEicaは植木電気鉄道線全線で利用できる。また、2008年3月15日よりJR西日本のICOCAエリア、関西私鉄各線のPiTaPaエリアでの相互利用が可能になる。今後、TOICA,Suica,Pasmo各エリアとの相互利用を検討している。

 また、電子マネーとしてはUEDENブランドである「Eimat」加盟店、電子マネー最大手「Edy」加盟店での利用が可能である。2008年3月15日からはICOCA電子マネー加盟店での利用も可能となる。

有効期限・再発行

WEicaは、最後の利用日から10年間利用がない場合失効となり、デポジットの返却は行わない。

紛失した場合は、無記名である「WEica」以外の所有者本人であることの証明が可能な券種では再発行が可能である。ただし、再発行には再発行手数料500円とデポジット500円の合計1,000円を現金で支払う必要がある。